こんにちは!認定NPO法人マドレボニータ
認定産後セルフケアインストラクターの新井和奈(かずな)です。

第一子の産後
保健所の定期健診で、いろんな心配事があることを保健士さんに話しました。

産後ウツというか、当時は育児ノイローゼ(という言葉の方が主流だった気がします。)
なんじゃないかって自覚症状もありました。

検診後、別室に呼ばれて、個人面談しましたが、

夫が帰りが遅いこと、収入に不安、不満があること、これから先のことが心配で仕方ない
等の不安を
親身になって聞いてくださっていたと思います。

そして、今後のことは、
「この地域の担当は○○と○○さんだから、何かあったら、個人的に相談してみて。」
と言われました。

当時…
話を聞いてもらっても私の状況は何も変わらないんだなぁ…。とあきらめの境地でした。
この状況を変えてくれる人はいないのか…と他力本願だったんです。

この状況をどうにかしたい。というよりは、

誰かがどうにかしてくれないだろうか?

完全に思考停止していたのだと思います。


「だって、私は復職する場もないし。」
「だって、働いていないから、保育園に入れないし。」
「だって、認可外の保育室って保育料がすんごい高いから、払えないし。」
「だって、調理の仕事って夜遅くまで働けないと話にならないし。」


と言い訳ばっかり考えて、前に進む事を拒否していました。


でも、私の行動を変えたきっかけは、
自分が我が子を虐待してしまうかも!と怖くなったからです。

赤ちゃんはどんどん成長していって、片手間で育児なんかできません。

ちょうど7か月ごろからは、ズリバイやハイハイも出来るようになり、行動範囲が広がります。
そして、情緒もさらに育ってくるので、
母が自分以外のことに集中していることがあれば、

赤ちゃんは
「ねぇ、ねぇ、私のことをかまってほしいよ!一緒に遊ぼうよ!」と
全力でコミュニケーションを求めてきます。

とっても喜ばしい成長なのですが、
多様になった赤ちゃんの欲求に母一人で応えようとするのは、大変!

最近やっと気づいたんですが、
大人一人で対応しようとするから、大変なんですよね。

「やたらと大変なんだけど(;'∀')w」

そう思えたら、子育てを一人で抱え込まず、
人に委ねる練習をしていくチャンスなんだと思います。


子育ては、一人で抱え込むことじゃないです。
たとえ一人っ子でも。

沢山の人にかかわってもらって、
子どもたちもいろんな人の反応を見て育ちます。

いろんな人に可愛がられる経験を
小さいうちから経験できることは本当に素晴らしいことだと思います。

うちの場合ですが、夫も私も慎重派でどちらかと言えば、人見知りをするタイプ。
長女、長男も、かなりの慎重派。
母には遠慮なくなんでも言いますが、母がいなければ、祖父母の家に泊まりに行くのも嫌!
無理!というタイプ。

しかし、三人目の可愛いおてんば娘R子は、誰とでも仲良くなるのが早い。
それは、彼女が保育園、セルラスの仲間、病児保育で
いろんな人(子どもも大人も)にかかわってもらって、
沢山の経験を積んでいるので、
その場にいる人間と信頼関係を築くスピードが速いからかなと思います。
この経験は彼女の財産です。

改めて
子どもたちに関わってくださる人達に感謝です。

沢山の人たちが関わって、
子どもたちの人生が豊かになっていくんだなぁ、
素敵なことだなぁ、
母一人で、その経験は提供できないなぁと思います。
子どもの関わりを通じて、
私自身も一緒に豊かにしてもらっています。

育児が大変。
私もそう思っていました。
でも、保育室に預けて、
自分以外の大人と一緒に子育てできる環境が整うと
我が子を今以上に可愛く、愛おしく思えますよ。

子どもを三人産めたのも
一緒に子育てしてくれる人
寄り添ってくれる人がいるという安心感があったから。

今でも、幼稚園入園までずっと
ワンオペ育児で頑張っている母がいますよね。

この上なく好きでやっているなら良いのですが、
長時間一緒にいると正直可愛いだけじゃなくなってくるのが
本音だと思います。

働いていない母も保育園に預けられる、
もっと気軽に一時保育等利用できるようになると良いのになと思います。

保育料が高くて、それなら我慢して自分でこの子を見るしかない
って思う母の気持ちがよくわかるから。

私がそうだったから。

しかし、行動していかないと状況は変わらないので
幼児教育・保育無償化等の政策開始を待つのではなく

今、この状況を変える事。

私の場合、
とにかく預け先を確保して、
それから職探しして、
パートで働き始める事ができて良かったなと思います。

働き方も、諦めずに模索して
良かったと思います。

働き方は、選べる。
生き方も選べる。

諦めなければ、道は開ける。

読んでいただきありがとうございました!
かずなでした☆彡