こんにちは!認定NPO法人マドレボニータ
認定産後セルフケアインストラクター養成コース11期生
准認定ボールエクササイズ指導士の新井和奈(かずな)です。

Madre Bonita ってスペイン語で「美しい母」という意味です。

団体名を聞いた時、正直びっくりしちゃいました。驚きでした!
インパクトありますよね。

「美しい母」ってそんなストレートな名前の団体があるんだ…。

「美しくありたい」と思っていたけれど、自分で言っていいんだ「美しい」って。

「美しくありたい」という思いは、前面に出さず、自分からは言わないのが良しという思い込みや、変な遠慮がありました。

学生時代、期末試験前に、「どうしよー全然勉強やってなーい!」と言って、
自分の努力したことを、言わない方が無難だ。みたいな文化、ありませんでしたか?
(私のように本当に勉強していなくて後悔している人もいると思いますがw)


マドレボニータが定義している「美しさ」って何なんだろう…?
マドレに出会った時
どんな団体か、もっと知りたい!と調べずにはいられませんでした。


美しい人、美しい花、美しい景色…美しいものを見ると、人は感動すると思います。

キレイな恰好やメイク、自分の所持品で「美しく見せよう」と努力するだけではなく、

人が見て、感動する美しさって、
内面からあふれ出る凛とした佇まいや生き方で見せる「美しさ」なんだと知り、私も目指したいと思いました。

美しくなりたかったから

美しい母のヒント、この本に詰まってました。

産前・産後のからだ革命―安産とキレイの秘密 単行本 – 2007/5/1

出版社: 青春出版社 (2007/5/1)
(Kindle版 はこちら)


この本に、マドレボニータはどんな美しさを提唱しているか書いてありますので、紹介していきます。
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COLUMN ◎ 美しい母の知恵  (P64引用)

表面的な美しさのもう一歩先へ。めざすは
”清濁あわせのんだ美しさ”

この本がめざす「美しい母」には外見だけでなく、もう少しディープな、人としての美しさも含めたいと思っています(オシャレは当然するとして)。

子どもを育てるということは、自分の人生の一部を自分以外の人に捧げるということ。
祈っても祈りきれない子どもを思う気持ちや、子どものために進んで自分の時間やエネルギーを注ぎ込む行為など、俗っぽい考えをすれば”損”なことばかりです。

そんなことが、親にとっては”損”どころか”喜び”になる。
感謝されなくてもいい。報われるか報われないかも関係ない。人として自分が納得できる人生、子どもに恥ずかしくない人生を送りたい。

そんなふうにごまかしのない人生を生きようと日々真剣に取り組む姿、そこにこそその人の美しさは立ちあらわれてくるのではないでしょうか。
そして、子どもたちはそんな美しい母の息づかいを日々感じながら、また美しい人に成長していくのだと思います。

とはいえ、最初から美しく軽やかに生きられる人などいません。
子どもをもったことで改めて自分と向き合い、人と向き合い、直視してこなかった醜い部分に直面し、がく然とすることもあるでしょう。
でもそんなドロドロした部分にも向き合う勇気と体力は、まさに産前・産後に鍛えられるし、この時期を逃したらそんなチャンスがめぐってくることはそうそうありません。
産前・産後は、”清濁併せのんだ美しさ”を身につける、自分育てのチャンスでもあるのです。


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(引用①)
ディープな、人としての美しさも含めたいと思っています(オシャレは当然するとして)。

オシャレは当然するとして!っていうのが、個人的にすごく好きです。
内面だけを美しくすれば、格好なんて関係ない!と妥協しないところがまた良いなと思います。

毎日細切れ睡眠で目の下にクマ、常にスッピン、授乳でテロテロになったTシャツを着て出かける予定もない…産後そんな生活をしていると、
母になったらオシャレは諦めるもんなんだ…という思考になってしまいがちです。
もう、キレイ系な恰好をすることも、ヒールのあるパンプスを履くこともないんだ…と悲観的になってしまうかもしれません。

でも、その期間(授乳が三時間おきだったり、夜中に授乳が必要だったり)って長い人生の中で考えれば、実は意外に短いものです。
赤ちゃんの成長とともに生活環境もどんどん変わっていくので、オシャレだってできます。
オシャレも諦めないでほしい!

(引用②)
俗っぽい考えをすれば”損”なことばかりです。
そんなことが、親にとっては”損”どころか”喜び”になる。


「自分の時間がない…私ばっかり…」
誰が損だと思うのでしょうか。
「私」でした…。無意識に「私の時間が奪われるー」という考えでいっぱいになっている時、沢山ありました。
「わたしばっかり損してる。独身の人と人生交換したい」
そんなことまで考えてました現実逃避していました。

でも、裏を返せば喜びになる
子どものために、一生懸命頑張れるって幸せだな、有難いなと思います。そういえば私は親になる前、考え方も行動も無責任でぼんやりしていました。
子どもたちがいるから、私たち夫婦も親としての責任感が育っています。
子どもたちに感謝です。
視点を変えるって大事ですね。

(引用③)
人として自分が納得できる人生、子どもに恥ずかしくない人生を送りたい。

私が一番突き動かされ
揺さぶられたのは、この部分です。
「自分の人生、誤魔化そうとしていない?」
「子どもの成長や成果を自分の手柄のように喜んでいない?」って自分に問うたら
図星すぎて、答えられませんでした。
言葉が早いのもトイトレ早くに成功したのも、別に私の手柄じゃないのに…
自分が褒められていると勘違いしていました。

「第二の人生は子どもに尽くす人生。脇役の私はどうでもいい」と本気で思っていました。
でも、その姿を子どもに堂々と見せられるか?
献身的な母という姿は見せられるかもしれません。

でも、子どもたちの成果に一喜一憂して、子どもの人生をコントロールしようとする親になる危険もありますし、
母になったらひたすら耐えるもんだ!そうするのが当たり前だ!と思わせてしまわないかな?

将来、親になるかもしれない子どもたちに、私は親として
自分が納得できる人生を送れているか?ベストを尽くせているか?と自分に問いかけたら、いやいや誤魔化して、逃げてる部分があるよねと認めざるを得ませんでした。
その事実に向き合うのはとても、苦しかった…。
でもそんな自分にも、きちんと向き合いたいんだ!そうやってもがきながらも真摯に生きる姿を見せたいんだって思いました。


(引用④)
最初から美しく軽やかに生きられる人などいません。

私もそうです!
軽やか風です。基本楽観的です!
でもドロドロ、もやもやした部分も半分くらい、持ち合わせています
そんな自分を排除したり隠したり卑下するのではなく認め、その先にこうありたいと希望を持って、
どうすれば良いのか常に試行錯誤して、

清も濁もあわせのんで、その先にやっと、「美しさ」って身につけることができるんではないでしょうか?

(引用⑤)
ドロドロした部分にも向き合う勇気と体力は、まさに産前・産後に鍛えられるし、この時期を逃したらそんなチャンスがめぐってくることはそうそうありません。

産前・産後、母になると生活がガラッと変わります。
出産という大仕事を終えた途端、身体も心もいきなり元通りにリセットなんてできません。
一か月かけて徐々に回復していきます。
養生もリハビリも必要。

子どもが生まれた
このタイミングに、パートナーとしっかり腰を据えて、これからの事を真剣に考えて話し合い、
お互いの希望も尊重し、お互いが社会とどんな風に関わりを持ちたいか対話を重ねる。

出産って「これからの人生どう生きていきたいか」立ち止まって考えられるチャンスです。
人生の棚卸し期間です。こんな機会そうそうないよですね?

希望や目標を立てたとしても
魔法のように一瞬で変わることはないと思います。
ダイエットと同じ。一瞬で痩せたら、一瞬でリバウンドしてしまいます。

今すぐどうしたいという希望も大事にしつつ、
五年後にどうありたいか考えて
その目標に向かってパートナーと協力してコツコツ歩んでいくことができたら素敵だなぁと思います。

そうやって考えて言葉にして、進んでいく力を私たちはもともと持っています
「私は自分の人生を切り開く力がもともとある!そろそろ発揮しようかな、できそうだな。」
思える機会があるか無いか、産後の心身のリハビリの場があるかないかで
この先の人生まで
、変わってくるんじゃないかな?って私は思います。

立ち止まって考える場があって、実はすっごいチャンスだよね!
忙しく働いている人も、今から何かやりたい人も、
もう自分の人生終了って思ってる人(過去の私)も

すべての産後女性に産後ケアって、このプログラムって必要だ。
と、2016年に産後ケア教室受講した時からうっすら感じてマドレのインストラクターを目指したのですが…
自分の人生真摯に考え、何があってもぶれない軸を育てている今はその必要性をさらに感じています。

産後女性が、産後ケアに取り組むことで自分の力を発露するための体力を取り戻し、
家族だけでなく、社会に貢献する、美しい人になる。

すべての産後女性が産後ケアに取り組めるよう社会になりますように。
その機会が平等に訪れる社会になりますように。

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産後という時期についての考え方と価値観について

産後の心と身体のためにしておきたいこと!パート1
産後の心と身体のためにしておきたいこと!パート2
産後の心と身体のためにしておきたいこと!パート3


読んでいただきありがとうございました!
かずなでした☆彡